修行時代を含め、私がつけあげ作りの道を歩みはじめて五十余年が経ちました。どんなときも心を支えてくれたのは、「おいしかったよ」と言う皆様の言葉でした。

「おいしい」。このひとことを、私はこれからも大切にしてゆこうと思います。「おいしい」。この言葉の中に、味覚の喜びはもちろんのこと、故郷の海や野山、人の愛情、元気、希望を失わないことなど、多くの「たからもの」が含まれていると思うのです。

人生には、いろんなことがあるものです。そのどんなときにも、「おいしい」と感じることで、人は幸せを噛みしめ、ときには励まされる。そんなつけあげを作り続けることが、私にできる皆様への恩返しなのだと思います。

代表取締役社長
有村 興一

安心へのこだわり

鹿児島の味を、安心してお楽しみいただきたい。 有村屋はいつもそう思い、調理に取り組んでいます。

これを支えているのは食の国際安全規格HACCPシステムを導入した、徹底した品質管理。 その裏付けがあって初めて、生の素材や、手仕事にこだわることができるのです。

食の楽しさをお手伝いするため、大切なことをきちんと守る。
これからも変わらないお約束です。

HACCP

食品の安全性を確保するための国際認証です。危害分析(HA)、重要管理点(CCP)を 意味する英語の頭文字が名前の由来。その衛生管理システムの各ポイントおよび実行の記録は、 誰が見ても解るように文書化されています。有村屋では、鹿児島県の水産加工業(さつまあげ)の先駆けとしてHACCPを導入。 工場内の設備面と作業手順のマニュアル化から衛生管理を実践し、 HACCPシステムの認定を取得しています。

会社概要

社名:株式会社 有村屋
業務内容:魚肉練り製品製造、卸、販売
創業:大正元年
創立:昭和26年8月
資本金:10,000,000円
経営陣:
代表取締役社長 有村 興一
常務取締役 有村 一喜
取締役 有村 雅人
監査役 有村ミツヨ
従業員数:68名
関連会社:株式会社 三ツ盃アリムラ

沿革・受賞

大正元年:有村末吉、有村屋蒲鉾店を創業
昭和5年:有村盛吉、「有村屋」経営
昭和26年7月:「有限会社 有村屋本店」を設立
昭和28年:全国蒲鉾品評会水産庁長官賞(蒲鉾ソーセージ)
昭和46年:全国蒲鉾品評会農林大臣賞(さつま揚げ)
昭和47年12月:「株式会社 有村屋」へ社名変更。有村興一、社長就任。南栄本社工場設立。衛生優良施設で厚生大臣賞
昭和49年:全国蒲鉾品評会栄誉大賞(玉子蒲鉾)
昭和50年:東南アジア、米国へ輸出スタート。ドイツ、ケルン、アヌーガ国際国際食品市出品 全国蒲鉾品評会栄誉大賞(うずまき蒲鉾)
昭和51年:全国蒲鉾品評会栄誉大賞(蒸し蒲鉾)
昭和56年:全国蒲鉾品評会栄誉大賞(さつま揚げ)
昭和57年:全国蒲鉾品評会栄誉大賞(さつま蒲鉾桜島燻煙)
昭和58年:全国蒲鉾品評会栄誉大賞(さつま揚げ)
昭和60年5月:インドネシアへ技術指導有村屋ブランドで製造販売
平成5年:この年から毎年各国の物産展、博覧会、国際食品展に出品。
平成7年:上海へ出店
平成10年11月:S.G.SによりHACCPシステム認証を受ける (対米輸出認証)
平成11年:海外への輸出を再開
平成18年:有村屋本社 新工場落成新工場での製造開始
平成19年12月:第29回 食品産業優良企業等表彰 技術功労部門農林水産大臣賞(フードマイスター食の匠)
平成21年10月:中小企業等協同組合法施行60周年記念農林水産大臣賞 組合関係功労者
平成24年11月:有村屋インドネシア工場 稼動開始
平成26年7月:有村屋インドネシア工場 ハラール認証取得

PAGE TOP